ゲームの複数キャラクターの声を無料で作る方法
まずは五分で試せる手順から
「無料の音声クローンって、本当に使えるの?」と疑いながら始めたのが正直なところです。ゲーム動画に登場する三人のキャラクターを、毎回ひとりで演じ分けるのがしんどくなりまして。声を録るたびに喉は疲れるし、声色を変えたつもりでも、聞き返すと全員ほぼ同じ……。そこで、無料で使えるVoxCloneを試しました。
最初は次の順番だけ覚えれば十分です。
- 無料声音克隆を開き、短い音声を用意する
- 使いたい声を登録し、キャラクターごとに名前を付ける
- 台詞を入力して音声を作り、実際のゲーム映像に重ねる
登録音声は、静かな部屋で普通の声を録ったものにしました。大げさな演技を入れるより、発音がはっきりした読み方のほうが扱いやすい印象です。最初から長い台詞を渡すと、どこが良くなかったのか分かりにくいので、「了解」「急いで」「ここは任せて」くらいの短文で確認するのがおすすめです。
録音する前に決めておくと、声の違いが出やすい
私が最初に失敗したのは、三人分の音声を何も考えず同じ条件で録ったことです。マイクとの距離も、話す速さも、読み方もほぼ同じ。その結果、名前だけは別々なのに、再生すると「少し低い同じ人」「少し高い同じ人」という印象になりました。声を作る前に、隊長は低めで間を長く、新人は短く勢いよく、案内役は落ち着いて少し遅め、とメモしておくと修正しやすくなります。
録音用の文章も、キャラクターごとに変えました。隊長には「全員、足を止めるな。出口はすぐそこだ」、新人には「えっ、もう始まってる? 待ってください!」、案内役には「なるほど、また正面から行くんですね」という具合です。短い文章でも、句読点や疑問符が違うだけで息継ぎの位置が変わります。部屋のエアコンやキーボード音が入ると聞き分けにくくなるので、録音中は通知音も切っておくのが無難です。
声を高くすれば女性キャラクター、低くすれば男性キャラクターになる、と単純に考えるのも危険でした。無理に声を作ると発音が崩れたり、長い台詞で不自然な揺れが出たりします。まずは自分が無理なく出せる声を基準にして、性格は台詞の長さ、語尾、沈黙で表現する。この順番のほうが、ゲーム動画では安定して聞こえました。
三人分の声を作って、違いを確かめた
今回作ったのは、落ち着いた隊長、早口な新人、少し皮肉屋の案内役です。元の声を同じ人が録っているので、完全に別人になるわけではありません。それでも台詞の速さや文章の短さを変えるだけで、役割の違いは思ったより出ました。隊長は句読点を多めにしてゆっくり、新人は短く区切り、案内役は少し長めの言い回しにする。声そのものより、話し方の設計が効いた感じです。
ここで一度、無料サービスへの疑いが戻ってきました。作成した音声を何十個も続けて聞くと、声の雰囲気が似ている部分はあります。特に感情の強い叫び声や、笑いながら話す台詞では、狙った演技にならないこともありました。とはいえ、ゲームの字幕を読み上げる場面や、会話の仮収録に使うなら十分実用的です。完璧な声優の代わりではなく、動画を形にするための相棒と考えると納得できます。
私は作った音声を一度保存し、ゲーム映像の間に置いて確認しました。台詞だけを聞くと自然でも、画面の動きと合わさると少し遅く感じる場面があります。文章を短くしたり、読点の位置を変えたりすると、編集のやり直しがかなり減りました。ナレーション案件でも同じで、先に映像のテンポを見てから台詞を整えるほうが楽です。
台詞を短く分けると、編集で困りにくい
長い台詞を一気に作ったとき、途中の一文だけ直したくても、全体を作り直すことになりました。しかも、キャラクターが歩き始めるタイミングに合わせたいのに、音声の真ん中に長い間が入っていて、切り貼りもしにくい。そこで「状況説明」「反応」「次の行動」の三つに分ける方法へ変えました。たとえば「敵が来た。右の通路へ移動する。新人は先に行け」という台詞なら、三つの音声に分けておきます。
この分け方なら、映像の展開が変わっても一部分だけ交換できます。字幕も音声と同じ単位で表示すれば、読んでいる途中で画面が切り替わる問題を避けられます。ファイル名を「隊長_01_警告」「新人_02_驚き」のように付けておくと、後で十本、二十本と増えたときにも探しやすいです。私は最初、「new2」「new3」と適当に保存してしまい、翌日にどれが採用版か分からなくなりました。
確認するときは、音声だけで判断しないのがポイントです。イヤホンで聞くと小さなノイズや語尾の違和感に気づきますが、ゲーム画面のBGMと重ねると別の問題が出ます。BGMが大きい場面では、声が自然でも言葉が聞き取れません。音量を上げる前に、台詞を短くする、冒頭に少し間を置く、字幕を出す、といった調整を試すほうが結果的に見やすくなりました。
検索で迷ったけれど、これは別の話だった
調べている途中、「クローン ソフト 無料 窓の杜」や「クローン for windows ダウンロード」という検索結果も見かけました。さらに「ドライブ クローン 無料 ソフト」「クローンソフト 無料 おすすめ 知恵袋」まで出てきて、最初は何を選べばいいのか分からなくなったんです。ただ、これらはパソコンの保存装置を複製するためのソフトを探す言葉で、今回の音声クローンとは用途が違います。
「クローン ソフト 無料 windows 10」「クローン フリーソフト windows10 無料」「クローン フリーソフト windows11 無料」「windows 10 クローン 無料」「無料 ディスク クローン ソフト」といった検索も、基本的にはデータ移行やバックアップの話です。「クローン for windows マニュアル」を探している人が、ゲームキャラクターの声を作りたいなら、検索先を変えたほうが早いでしょう。名前が似ているので混同しやすいんですよね。
VoxCloneは、専用ソフトを入れて設定を何時間も調整するタイプではなく、ブラウザーから使う音声サービスです。登録なしで試せるため、私のように「一回使ってから考えたい」という人には向いていました。詳しい更新情報や使い方はもっと詳しい手順にも載っています。
声の登録で起きやすい失敗と、やり直しの判断
一度目の録音が気に入らないと、全部録り直したくなります。でも、毎回マイクの位置や部屋の環境まで変えてしまうと、どこを直した結果なのか分からなくなります。私はスマートフォンを口元から少し離して固定し、窓を閉め、同じ文章を三回読んで比較しました。声の高さよりも、語尾が伸びていないか、息の音が大きくないか、途中で音量が下がっていないかを先に確認すると判断しやすいです。
短いテスト音声では問題がなくても、「信じられない」「どうしてそうなるの?」のような感情の強い台詞で違和感が出ることがあります。そこで本番前に、平叙文、質問文、驚きの文を一つずつ作って聞きました。三種類すべてで聞き取りやすければ、その声を採用。驚きの台詞だけ不自然なら、叫び声を増やすのではなく、字幕や効果音で補うほうが安全です。
もう一つ気を付けたいのが、元の音声の権利です。自分の声や、利用許可を得た声を使うのは分かりやすいですが、好きな配信者や声優の音声を勝手に集めて登録するのは避けてください。無料かどうかとは別に、音声の持ち主が誰なのか、どの範囲で使えるのかを確認しておく必要があります。後から動画を削除することになると、せっかくの編集時間が無駄になってしまいます。
動画に入れて分かった、ちょうどいい使い方
完成した三人の声は、短いゲーム紹介動画に使いました。隊長が状況を説明し、新人が視聴者の疑問を代わりに口にし、案内役が少し横から茶化す構成です。自分で全役を録音したときは、声を切り替えるたびに間が不自然になっていましたが、別々に音声を作ってから編集すると、会話のテンポを落ち着いて整えられました。
YouTube用の解説動画なら、長い文章を一度に変換するより、意味のまとまりごとに分けるほうが扱いやすいです。短い台詞ならTikTokにも合わせやすく、ニコニコ動画で字幕を見せながら流す場合も、音声の間を調整しやすい。Audacityで音量をそろえたり、ボイスチェンジャーアプリで自分の声を加工したりする方法もありますが、今回は台詞を作る段階をVoxCloneに任せたことで、録り直しの回数を減らせました。
もちろん、実在する声を無断で使ったり、本人になりすます目的で使ったりするのは避けるべきです。ゲームの二次創作や実況で使うときも、作品の利用規約と投稿先のルールは確認しておきたいところ。そこさえ気を付ければ、仮のキャラクターボイス、番組収録の案内、ナレーション案件の試作など、用途はかなり広がります。
夜、編集途中の画面で三人の台詞を順番に再生してみました。無料だからと期待していなかったぶん、会話として成立した瞬間は少しうれしかったです。まずは短い台詞を三つ作って、ゲーム画面に置いてみてください。使えるかどうかは、その五分で判断できます。
声の準備に悩む時間が減るだけで、ゲーム作りはずいぶん楽になります。